あいつはいつも頑張ってる。
雨の日も雪の日もまだらはげも。
それは車輪の様に順繰りに回る。
車輪の様に。
十代中期~後半はよく「現実はつまらない、だからもうすぐ死のうと思う」みたいな事を言う人が多い。
場合によっては二十代になっても言う人がいますが。
それってば満足が出来ないんだよね、現実に。
満たされる事が無い、と言ったらぶっきらぼう過ぎるね。
そう…んー…例えばこういう事を言う奴が、特に男だね。
恋人が出来たとする、そしたら一気に幸せそうな顔して
「俺はこいつのために生きるんだ!」的な事を言うんだ。
まぁ、青春だね。甘酸っぱいね、若いって良いね。
そういう奴は振られてより落ち込んだり、もしくは飽きてまた「あー…つまんね…」になるのね。
そんでまぁ、「死にたい」「つまらない」になるのね。
で、何でわざわざたとえ話をしたかと、っーとね。
人間は娯楽要素、主に「友好な人間関係」に精神的に支えられてるのね。
ただし、世の中には例外があるっていう例外があるから、当然「人間関係」が希薄でも大丈夫な人がいるけどさ。
たいていこういう人は他人に対して嫌悪の感情を自分の脳内フィルターだけで純粋抽出するタイプが多いから単に「人間関係」に左右されないんだけどさ。これってばイジメをする側のタイプだね。
当然ながらイジメにも種類や性質があるけど。
親しい友人と絶縁orそれに順ずる断絶が起きると後の「その他」の友人を使用して満足を得なきゃならないけど、それで得られなければどうなるか。
「死にてー」になると。
他人を使って世界の輪郭を掴めなくて疎外感と寂しさで疑心暗鬼と自己嫌悪とか、後は基本全てにイライラ。
何かに当たるように独り言とかしたり、脳内で自問自答したり。
解決に繋がる答えが出るわけ無いから無限ループ。そりゃそうだ、考えてるだけだもん。
こういう時は継続して体を動かすスポーツを楽しく誰かとやれば良いんだけど、ま、それは置いといて。
とにかく落ち込んだり、死にたい言ってる奴は、頑張ってる。頑張ることが解決にならないと知らずに頑張って頑張っても解決できないと悩む。
それでもあいつは頑張ってる。
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